鉄道模型のジオラマは概ね直流方式

鉄道

鉄道模型というと、日本では車両工作を楽しむ人も多いですが、欧米では、台の上に線路を敷き、建物や風景を作ってジオラマにして、走らせて楽しむ方が主流となっています。

鉄道模型の車両は、電気モーターで動いていますが、電気の取り入れ方が本物の電車と異なります。それは電源の方式で異なります。多くは直流電源を使用していますが、ドイツのメーカーの一部などでは交流電源を使用しています。

前者は電気の流れが一方通行で、片方のレールから電流を取り入れ、金属製の車輪を通ってモーターを経由し、もう片方のレールへ流し出しています。

直流方式の方は、レールのつなぎ方によってはショートを起こすこともあり、レールのつなぎ目の部分に絶縁体が必要なこともあります。一方交流方式は、どのようにつないでも概ね走らせることができます。

ただ構造の簡便さから、直流の方が多く使われています。ジオラマでは円形に線路をつなぐことが多いと思われますが、その場合はどちらの方式でもほとんど問題なく走ります。