ジオラマ作成の手法-コード類の設置
鉄道模型のジオラマ制作は地形や街の模型を置くだけでなく、実際に信号機や踏切を作動させたり模型車両を走らせるための設備を設置しなければなりません。模型車両を含めてジオラマ上の装置は全て直流電源で作動します。
そのためケーブルを設置して必要な場所まで電力を供給しなければなりませんし、レイアウトが大きくなると鉄道模型を走らせるために複数の補助フィード線から線路に電流を供給しなければなりません。
長いケーブルを使用して複雑な回路になると、配線作業を行う前に通電テストをする必要があるのでテスト用にクリップ付きコードや簡易テスターもあれば便利です。
配線の混乱を防ぐためのテクニックは色違いのケーブルを利用することです。使用する導線の長さが不足する場合は短いコードを接合して延長する必要がありますが、接合する場合は接触不良を防ぐためにハンダ付けをしてからビニールテープで被覆します。
捩って結ぶだけだと時間が経つにつれて銅の表面が酸化して接触不良を起こすからです。電気関係の配線作業やテスト走行は本格的なジオラマの制作に入る前に済ませておくようにし、ケーブル類を隠すための穴も最初に開けておくようにします。