曲線レール上で脱線を防ぐ方法
鉄道模型の魅力はジオラマ上に自由にレイアウトを組み立てることができることです。レイアウトは直線以外にも曲率半径の異なるカーブ、立体交差や分岐などを部屋のスペースに合わせて自由に組み込むことができます。
ジオラマを組み立てた後に車両を実際に走らせると、急なカーブの途中や直線と曲線の繋ぎ目などで脱線してしまうことがあります。脱線は鉄道模型の初心者が最初に直面する難関です。
脱線の原因は曲率半径が小さすぎること、レールの接合部分に折れ曲がっている場所が存在することです。脱線を防止するためには曲率半径の緩いカーブにする方法が最も有効ですが、レイアウトを設置する場所のスペースの制約を受けるのでどうしても急な曲線が必要になる場合があります。
急カーブで脱線を防止する方法は線路の接合部分を滑らかにしたり緩和曲線を組み込むこと、曲線区間にカント(傾き)をつけることです。
さらに不要になった線路を分解してレールを取り外し、上下逆にして曲線の内側部分に脱線防止ガードとして接着剤で取り付けます。脱線防止ガードは実際の鉄道でも使用されているので、脱線防止だけでなくジオラマが一層リアルになるという利点があります。