実物を縮尺した鉄道模型とジオラマ
鉄道模型とジオラマは、単にメーカーごとに実物を縮尺したものではなく、規格に合わせて、どのメーカーでも合うように大きさが決まっています。
鉄道模型は、ヨーロッパで誕生したもので、ヨーロッパの鉄道は軌間(左右のレールの間隔)が1434mmで、この軌間を一定の縮尺率で縮尺してできているのです。
軌間のことをゲージと呼びますが、種類の違いによりOゲージ、Nゲージなどと呼ばれているのです。日本国内で一番人気があるのは、Nゲージで軌間が9mmの模型を使用します。
ジオラマには、トラックやバス、人間や動物などたくさんの種類が市販されていて、鉄橋、踏切、架線柱などの鉄道小物アクセサリーなどもあり、すべてNゲージの規格に合わせてた大きさで作られています。
例えば鉄橋が鉄道車両より、極端に大きかったりしたのでは、せっかくの実物を縮尺した景観が台無しになってしまうのです。実物を正確に縮尺したものが、鉄道模型とジオラマの基本なのです。